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「健康ニーズ基本調査2018」結果報告
「健康ニーズ基本調査2018」結果報告
― 男女60代・70代で拡大する“肉食化” ―
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株式会社日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:譲原正昭 本社:東京都港区)は、2018年10月に、首都圏在住の15~79歳の男女個人を対象に、『健康ニーズ基本調査2018』を実施いたしました。本調査は1998年から毎年継続的に実施しており、今回、性・年代別、コウホート(世代別)の時系列分析を行いましたので、その結果も併せて本リリースで一部をご紹介します。
健康情報源、「テレビ」は02年ピークで減少、「インターネット」は年々増加。
「テレビ」は03年8割弱(ピーク02年)→18年5割まで減少。「インターネット」は年々増加、18年では4割超。男女とも60代・70代は「テレビ」はほぼ8割で、「インターネット」とは圧倒的な差。「インターネット」は女性30代で6%→56%と最も増加。
「肉を食べる」は増加続き22%。「魚を食べる」は03年44%→18年25%に減少。
年代別では、“肉食化”は女性60代・男女70代で拡大、“魚離れ”は男女40代~60代で目立つ。コウホートでは、男女とも現70代世代は50代だった時より“肉で健康”意識が大幅増。女性現40代世代・現50代世代は若い時より“健康のため魚”という意識が薄れた。
注目健康用語は『低糖質(ロカボ)』『口内フローラ』『血管年齢』。
『低糖質(ロカボ)』は16年3%→18年7%と倍増。女性20代で10ポイント以上増加し14%。『口内フローラ』は16年11%→18年15%に拡大。『血管年齢』は16年25%→18年29%、男性70代、女性60代・70代で約5割が挙げ、特に男性40代・50代で10ポイント以上増加。
男女40代は健康不安が高まるが、気づかいは30代より低下し、楽にやせたい。
健康への気づかいは男女とも40代は30代より低下、自己管理意識も低下。健康不安は男女とも40代で30代より急増、病気を意識した体型崩れへの不安も増加する。『EMSマシン』の使用意向は男女とも40代を中心に高い。
【調査概要】
・調査対象:首都圏在住の15~79歳の男女個人
・調査方法:日本能率協会総合研究所「モニターリサーチ・システム」利用によるFAX調査
・有効回収数:1,335人(発送数2,000人、有効回収率66.8%)
・調査実施日:2018年9月28日~10月4日
※時系列調査の過去データも含め、母集団人口の性・年代別構成比に基づきウエイトバック集計を行いました。
健康情報源、「テレビ」は02年ピークで減少、「インターネット」は年々増加。
Point!
◆健康情報源として、「テレビ」は03年8割弱(ピーク02年)→18年5割まで減少。「インターネット」は年々増加し、13年3分の1超、18年では4割超の主要情報源の一つに。
◆男女とも60代・70代は「テレビ」がほぼ8割と変動少なく首位をキープ、「インターネット」とは圧倒的な差。
◆20年間で、「インターネット」は女性30代で6%→56%と最も増加。「テレビ」は女性20代で87%→41%と最も減少。
図表1 健康に関する情報源:テレビ vs. インターネット
「Q. あなたが健康に関して参考にしている情報源は?」(複数回答)
「肉を食べる」は増加続き22%。「魚を食べる」は03年44%→18年25%に減少。
Point!
◆健康のために「肉を食べる」は増加傾向続き22%に。「魚を食べる」はピーク03年44%→18年25%で20ポイント減少。
◆年代別にみると、“肉食化”は女性60代・男女70代で拡大、“魚離れ”は男女40代~60代で目立つ。
◆コウホートでみると、男女とも現70代世代は50代だった時より“肉で健康”意識が大幅に増える一方、女性現40代・現50代世代は若い時より“健康のため魚”という意識が薄れた。
図表2 健康のために食生活で行っていること:魚 vs. 肉
「Q. 食事や食生活で、あなたが健康や美容を意識して、積極的に実行していることは?」(複数回答)
注目健康用語は『低糖質(ロカボ)』『口内フローラ』『血管年齢』。
Point!
◆『低糖質(ロカボ)』は16年3%→18年7%と倍増。女性20代で10ポイント以上増加して14%に。
◆『口内フローラ』は16年11%→18年15%に拡大。男性20代では16年→18年で10ポイント以上増加。
◆『血管年齢』は16年25%→18年29%で気になる人が拡大。男性70代、女性60代・70代で約5割の人が挙げた健康用語だが、特に男性40代・50代で10ポイント以上増加。
図表3 気になる健康用語
「Q.次にあげる最近の健康に関する用語について、あなたご自身が気になっているものは?」
62の選択肢を提示(複数回答)
男女40代は健康不安が高まるが、気づかいは30代より低下し、楽にやせたい。
Point!
◆健康への気づかいは、加齢とともに高まる傾向だが、男女とも40代では30代より低下傾向が目立つ。健康の自己管理意識も40代は30代より低下する。
◆健康不安は、男女とも40代で30代より急増、病気を意識した体型崩れへの不安も同様に増加する。
◆楽してやせられる機器『EMSマシン』を使ってみたい意向は男女とも40代を中心に高い。
図表4 健康への気づかい
「Q.あなたは、普段健康を気づかっていますか?」(単数回答)
「Q.健康についての考え方や行動について、あなたにあてはまることは?」(複数回答)
「Q.ご家庭にあるかどうかに関わらず、あなたが今後使ってみたい機器は?」(複数回答)
調査の内容
『健康ニーズ基本調査2018』は、首都圏在住の15~79歳の男女個人を対象に、一般男女の健康に対するニーズを明らかにする総合的な調査です。本調査は1998年から毎年継続的に実施しており、今回、性・年代別、コウホート(世代別)の時系列分析を行いましたので、その結果も併せて本リリースで一部をご紹介します。
【『健康ニーズ基本調査2018』調査の内容】
1)健康状態と健康観
(1)現在の健康状態 (2)健康への気づかい
(3)健康についての関心領域 (4)健康に関する意識と行動
2)健康情報と気になる症状
(1)健康に関する情報源 (2)気になる健康用語
(3)気になる症状(体調/自覚症状/体型など/病気に対する不安など/その他)
3)健康に関する行動
(1)健康のために行っていること(生活習慣/運動/健康管理/他)
(2)健康施設・サービスの利用 (3)健康機器の使用率と使用意向
4)食生活に関する行動
(1)健康のために食生活で行っていること
(2)健康のために食べているもの(野菜/くだもの/飲料/畜産・海産物/加工食品)
(3)健康志向食品の摂取
6)栄養素・健康食品素材の認知・摂取意向
【『健康ニーズ時系列分析レポート2018』の掲載内容】
1)健康に関する24年 (1)24年史 (2)年表
2)全体時系列比較(10~60代計)
3)性・年代別時系列比較
4)コウホート別時系列比較
5)性年代別・コウホート別健康ニーズの時系列変化
【調査購入のご案内】
・購入費用:
『2018』+『時系列』セット:定価780,000円(税別)・MDBメンバー価格700,000円(税別)
『2018』のみ:定価450,000円(税別)・MDBメンバー価格400,000円(税別)
『時系列』のみの場合:頒価600,000円(税別)・MDBメンバー価格560,000円(税別)
・『健康ニーズ基本調査2018』のアウトプット
(1)調査報告書:A4判・63頁・2018年11月発行
(2)集計結果表:A4判・2分冊1,123頁・2018年11月発行
(3)集計データ(CD-ROM):クロス集計、ローデータ、他一式
・『健康ニーズ時系列分析レポート2018』のアウトプット
(1)時系列分析レポート2018:A4判・117頁・2018年12月発行
(2)時系列データ集(CD-ROM):全体ベース、性別、性年代別、性年代別コウホート
※本調査の成果物の著作権は(株)日本能率協会総合研究所が保有します。
※弊社は、本調査にご参加・購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご参加・購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。
本件についてのお問い合わせ先
株式会社日本能率協会総合研究所
経営・マーケティング研究部 リサーチグループ 担当:土井
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3578-7607 FAX:03-3578-7614 E-mail:info_mlmc@jmar.co.jp