シニアの買い物意識とメディア接触に関する調査

2014年09月08日

買い物への意欲は60代がピーク、
4年前と比較しても今の60代は買い物意欲が高い。
4年前と比較するとシニアのメディア離れが進み、特にテレビ離れが顕著。

株式会社日本能率協会総合研究所(略称:JMAR)は、2014年6月、全国に居住する夫婦2人暮らしのシニア(50歳~79歳)600名を対象として「シニアの買い物意識とメディア接触に関する調査」を実施致しました。2010年に実施しました前回調査と今回調査との比較を行い、下記のような実態が明らかになりましたのでご報告致します。

調査結果概要

商品を購入する際の行動や考え第1位は「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」

全体傾向

商品を購入する際の行動や考えを尋ねたところ、「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」が1位(75.2%)であった。

2010年と比較して増加した考えや行動は、「新商品が発売されても、買い慣れた既存商品を購入することが多い」(7.3ポイント増加)、「一流品とは、多くの場合、値段が高いものだ」(5.0ポイント増加)であった。

年代別傾向

  • 50代:「商品について知りたいことがあると自分で調べる」が1位(79.5%)、「商品の品質と価格が見合っているかじっくり検討する」、「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」がともに2位(75.5%)であった。
  • 60代:「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」が1位(72.5%)、「商品について知りたいことがあると自分で調べる」、「これまで買ったことがない商品を買うときは慎重になる」(72.0%)がともに2位であった。2010年と比較して増加した考えや行動1位は、「より良い商品がないか、日頃から探している」(5.0ポイント増加)。減少した考えや行動1位は「これまでに買ったことがない商品を買うときは慎重になる」(11.0ポイント減少)
  • 70代:「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」が1位(77.5%)、「これまで買ったことがない商品を買うときは慎重になる」(73.0%)が2位、「一流品とは、多くの場合、値段が高いものだ」(63.0%)が3位であった。2010年と比較して増加した考えや行動1位は、「新商品が発売されても、買い慣れた既存商品を購入することが多い」(10.5ポイント増加)。減少した考えや行動1位は「商品を買う前に、その商品の評判を知ろうとする」(11.5ポイント減少)
  • 各年代の特徴を整理すると、50代は、商品について知りたいことがあると自分で調べ、品質と価格が見合っているかをじっくり検討する傾向であった。60代は、より良い商品がないか、日頃から探しているアクティブな傾向にあった。70代は、新商品が発売されても、買い慣れた既存商品を購入することが多い、それほど意欲的ではない傾向にあった。

今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出は「旅行」、「医療サービス」、「趣味(旅行以外)」2010年より増えそうな支出は「医薬品」、「医療サービス」、「光熱・水道」

全体傾向

今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出を尋ねたところ、「旅行」が1位(56.2%)、「医療サービス」が2位(38.8%)、「趣味(旅行以外)」が3位(36.5%)。 2010年度と比較してポイントが増加した支出は、「医薬品」が1位(6.5ポイント増加)、「医療サービス」が2位(6.3ポイント増加)、「光熱・水道」が3位(4.0ポイント増加)。

今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出は、どの年代でも「旅行」、「医療サービス」、「趣味(旅行以外)」が上位3項目であった。また2010年と比較して「医薬品」、「医療サービス」のポイント増加が見られた。このことから、健康を気遣いながら、旅行や趣味を楽しみたいシニアの特徴が確認された。

1日あたりの平均メディア接触時間が長いメディアは、「テレビ」が1位 2010年度と比較して、「携帯電話でインターネットやメール」が増加傾向

全体傾向

1日あたりのメディア接触時間を尋ねたところ、「テレビ番組・テレビCMを見る」が1位(174.1分)。2010年と比較して増加した時間は「携帯電話でインターネットやメールを見る」(2.7分増加)のみ。全体的にメディア接触時間が減少しており、メディア離れが進んでいる様子が見られた。特にテレビは大きく接触時間が減少していた。

年代別傾向

50代はテレビの接触時間が短い。また携帯電話でのインターネットやメールは、年代が上がるにつれて接触時間が短くなる傾向であった。ラジオ、通販カタログ、雑誌については、年代が上がるにつれて長くなる傾向であった。

調査概要

調査タイトル シニアの買い物意識とメディア接触に関する調査
調査内容 ◆商品購入時の行動や意識
  • 買い物意識(22項目)
  • 初めて買う商品の購入のきっかけ
  • 今後支出の増えそうな(増やしたい)費目(25費目)
◆メディア接触や買い物・サービス利用頻度の行動実態
  • 1日に費やすメディア接触時間(8項目)
  • 買い物場所・サービスの利用頻度
◆フェイス(属性)項目
  • 性別、年齢、職業、居住地域
  • 世帯収入(一ヶ月)
  • 世帯の費目別(19費目)支出(一ヶ月)
サンプル属性 夫婦2人で生活している50~79歳の方
有効回答 男性50代:100人   女性50代:100人
男性60代:100人   女性60代:100人
男性70代:100人   女性70代:100人
合計:600人
実施時期 2014年6月12日~2014年6月23日
調査方法 日本能率協会総合研究所 モニターリサーチシステムを利用したFAX調査

シニアの商品を購入する際の行動や考えは、「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」が1位(「あてはまる」と「ややあてはまる」と回答した合計値)

シニアの商品を購入する際の行動や考えを尋ねたところ、「周りの人がどんなにすすめても、自分が商品の品質に納得しなければ買わない」(75.2%)が1位であった。 2010年度と比較してポイント増加した考えや行動は、「新商品が発売されても、買い慣れた既存商品を購入することが多い」(7.3ポイント増加)、「一流品とは、多くの場合、値段が高いものだ」(5.0ポイント増加)。


図1 商品を購入する際の自身の考えや行動(時系列比較)

年代別でみると50代では、「商品について知りたいことがあると自分で調べる」が1位(79.5%)。 60代では、2010年と比較して増加した考えや行動1位は、「より良い商品がないか、日頃から探している」(5.0ポイント増加)。減少した考えや行動1位は「これまでに買ったことがない商品を買うときは慎重になる」(11.0ポイント減少)。 70代では、2010年と比較して増加した考えや行動1位は、「新商品が発売されても、買い慣れた既存商品を購入することが多い」(10.5ポイント増加)。減少した考えや行動1位は「商品を買う前に、その商品の評判を知ろうとする」(11.5ポイント減少)。


図2 商品を購入する際の自身の考えや行動(2014年・年代別)

今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出は「旅行」、「医療サービス」、「趣味(旅行以外)」。 2010年より増えそうな支出は「医薬品」と「医療サービス」、「光熱・水道」。

今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出を尋ねたところ、「旅行」が1位(56.2%)、「医療サービス」が2位(38.8%)、「趣味(旅行以外)」が3位(36.5%)であった。 2010年と比較して増加した支出は、「医薬品」が1位(6.5ポイント増加)、「医療サービス」が2位(6.3ポイント増加)、「光熱・水道」が3位(4ポイント増加)であった。


図3 今後家庭において増えそうな(増やしたい)支出(時系列比較)

1日あたりの平均メディア接触時間は、「テレビ」が1位。 2010年度と比較して、「インターネットやメール」が増加傾向。

1日あたりの平均メディア接触時間を尋ねたところ、「テレビ番組・テレビCMを見る」が1位(174.1分)、「パソコンでインターネットやメールを見る」が2位(61.0分)、「新聞記事・新聞広告を見る」が3位(36.6分)であった。 2010年と比較して、増加したメディアは「携帯電話でインターネットやメールを見る」であった。(2.7分増加)


図4 1日あたりの平均メディア接触時間(時系列比較)

年代別でみると、50代はテレビの接触時間が短い。また携帯電話でのインターネットやメールは、年代が上がるにつれて接触時間が短くなる傾向であった。ラジオ、通販カタログ、雑誌については、年代が上がるにつれて長くなる傾向であった。


図5 1日あたりの平均メディア接触時間(2014年・年代別)

調査資料のご案内

【価格】

  • 定価:120,000円(税込129,600円)
  • MDB会員価格:100,000円(税込108,000円)

【調査アウトプット】

  • 調査報告書
  • 集計データ(単純集計・クロス集計) 
  • ローデータ

※CD-Rにてご納品させて頂きます。

株式会社日本能率協会総合研究所について

株式会社日本能率協会総合研究所は、お客様の課題解決を使命とする日本能率協会グループの調査・研究機関として、専門性に裏打ちされた確かなリサーチを提供しています。
紙媒体(郵送・FAX)で調査可能な一般生活者アンケートモニターを約88,000人(約26,000世帯)保有しております。世帯でモニター登録をしているため、「小学生と母親」、「成人した子供と要介護の母親」など、様々な組み合わせの親子調査が実現します。また高齢者を対象とした調査も可能です。20年近くモニター管理・運用をしており、民間企業や大学、公共機関のお客様に長年ご利用いただいております。

本調査に関するお問い合わせ

株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部 リサーチグループ
担当:加藤菜美絵 稲富健
〒105-0011東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3578-7607 FAX:03-03-3578-7614 e-mail:info@jmar.biz
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