プランニング・フェーズ

「事業支援ソリューション」の中では、「実務支援フェーズ」と並んで最も特徴的な作業フェーズです。JMAR及びJMAグループの経営コンサルタント、研究員が参加し、新規事業の構想を具体化して、事業化マスタープランを策定します。
リサーチ・フェーズで実施した経営資源分析や各種調査の結果、創出可能なマーケットの正確な評価、統計解析で得られるデータなどを基に、実現可能で持続性がある事業計画を検討し、収益構造に優れた事業計画を提示します。また、将来の事業環境の変化予測に基づく、中・長期の事業計画も策定します。

事業規模・予算の検討

  • 経営資源の分析・評価結果に基づき、実現可能な事業規模、投入可能な経営資源を検討します。
  • 調査結果をもとに獲得可能な市場シェアや売上を推定し、事業化によって得られる利益を算定します。
  • これらをもとに、事業に投入すべき適正な予算、人材(管理・技術・営業・販売)を明らかにし、さらには利用する生産ライン、事業管理に必要なインフラ、営業・販売拠点等についても具体化します。

事業化プロセス・スケジュールの検討

  • 事業規模・予算の検討結果、投入できる経営資源の検討結果等を基に、実現可能な事業化プロセス、事業化スケジュールを検討します。
  • 事業環境や市場の変化動向、事業インフラの構築に要する時間、社内外の阻害要因などを総合的に見て、最適な事業化のタイミングを見極めます。

商品・製品企画

  • 消費財、産業財を問わず、商品・製品開発作業の最初の工程である商品・製品の企画を実施します。
  • 技術シーズに基づく商品・製品開発においても、市場性、ユーザーニーズを最優先に検討し、マーケット創出に直結する商品・製品を探ります。
  • 複数の商品・製品を企画・提案し、技術面の課題の検討、製造・調達コスト、需要予測、商品・製品の受容性調査、市場性調査結果等に基づいてスクリーニング、最終的に販売対象とする商品・製品を選出します。

商品・サービスの詳細コンセプト策定

  • リサーチ・フェーズで行った調査結果に基づき、実際に事業展開する商品やサービスの最終的なコンセプト、スペックを決定します。
  • コンセプト策定段階で、必要に応じて再度、ピンポイントで受容性調査、ユーザー調査を実施します。

事業化シナリオの検証・フィージビリティスタディの検証

  • 事業立ち上げまでのプロセス及びスケジュールを徹底的に検証し、最終的に実現可能な事業化シナリオを策定します。
  • プラス要素の積み重ねだけでなく、スムーズな事業化を阻む社内外の阻害要因の再検証も行い、現実的なシナリオを提示します。

事業化マスタープランの策定

  • 設計・調達・生産・流通・営業・販売・在庫管理・アフターサポート・システム管理など全てを含めた事業全体の構想をまとめ、事業化マスタープランを策定します。
  • 数値目標に重点を置き、事業スタート後の各段階での経費と売上げの予測に基づいて事業全体の収支計画をまとめます。
  • 業種、事業形態によっては、市場プレーヤーの先行事例を調査・評価することで、新事業の予測モデルを導き出します。
  • 事業スタート後の事業環境変化、市場環境変化を正確に予測し、中・長期の事業計画を策定します。

営業・販売戦略の決定

  • 調査結果に基づき、また既存の営業資源、販売資源を勘案して、営業戦略、販売戦略を決定します。
  • 調査結果にさらなるデータ分析を加えることにより、確かな数値に裏付けられた定量的な市場・販売数量予測モデルを得ることができます。

JMARでは事業化に向けた各フェーズでトータルにサポートが可能です