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  • 2017年1月19日

健康ニーズ基本調査2016

〜期待膨らむ“健康マーケット”、需要喚起の方策は?〜

  • 健康ニーズ基本調査2016
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レポート
健康マーケティングのバイブルとして、毎年多くの企業に支持されている時系列データベースです。10代〜70代男女の“健康ニーズ”について、価値観・意識と行動実態を探ります。食品・栄養素・健康食品素材・サプリメント約400項目、症状と健康意識・情報源・健康キーワードを網羅しています。

調査概要

15〜79歳男女、1,280人、2016年10月、FAX調査

調査の内容

1)健康状態と健康観:性・年代によって大きく異なる健康意識を捉えます。

2)健康情報と気になる症状:健康に関する情報源・健康キーワードと、約100項目の気になる症状を網羅。

3)健康に関する行動:生活習慣・運動・健康管理・リラクゼーション・健康施設・サービス・健康機器を網羅。

4)食生活に関する行動:今年の食品は何? 話題のオイル系食材への関心は? ヨーグルトブームの次は?

5)栄養素・健康食品素材の認知・摂取意向:乳酸菌系・不飽和脂肪酸・オルニチン・EPA…、今年の成長株は何?

「健康ニーズ基本調査2016」調査項目

★印:2016年新規追加項目

1.健康状態と健康観

◎健康状態:健康だと思う〜健康ではないと思う
◎健康への気づかい度:積極的に気づかっている〜全く気づかっていない
◎健康への関心領域:体調の維持・回復/体質改善/ストレスの解消・発散/美容/外見の若さを保つ/身体の老化防止/体型の維持/身体をきたえる・筋肉をつける/スリムな身体づくり←偶数年用
◎健康についての考え方や行動:以前より健康に気づかうようになった/将来の健康には不安がある/自分の健康は自分自身で管理している/身体の健康より心の健康づくりに関心がある/健康によいことに関する出費はあまり惜しまない/とりたてて今より健康になりたいとは考えていない/食べるとき健康にいいものよりおいしいものを選ぶことが多い/いつも食べるものの栄養成分やその効果を意識している/栄養成分の摂取量が足りているのかわからない/不足しがちな栄養成分は、普段の食事を工夫して摂りたい/不足しがちな栄養成分は、サプリメントなどで補いたい/不足しがちな栄養成分は、医薬品で補いたい/不足を補うより、身体に溜まったものを出したい/病気にならないため、やせたい・太りたくない/美容のため、やせたい・太りたくない/身軽に動くため、やせたい・太りたくない/若さを保つため、やせたい・太りたくない/いつまでも元気でいたいので、健康には気づかっている

2.健康情報と気になる症状

◎健康に関する情報源:「ガッテン」/「あさイチ」/「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」/テレビショッピングの番組/その他テレビ番組/ラジオ番組/健康に関する新聞記事/健康雑誌/フィットネス雑誌/料理雑誌/育児雑誌/その他雑誌記事/健康についての実用書/スーパー等の店頭で/健康食品等の広告/通信販売のカタログ・広告/友人・知人から/家族から/医師・保健師・医療関係者から/スポーツ関係の指導者から/インターネット(ホームページ)/インターネット(ブログ・SNS)/インターネット(ニュース・記事・その他)
◎気になる健康用語:有酸素運動/体脂肪/基礎代謝/BMI/かくれ肥満/皮下脂肪/内臓脂肪/血圧/血糖値/骨密度/γ−GTP値/肝機能向上/中性脂肪/悪玉コレステロール(LDL)/尿酸値/プリン体/活性酸素/抗酸化作用・抗酸化物質(スカベンジャー)/抗糖化・抗糖化物質・終末糖化産物(AGE)/サイレントキラー(慢性炎症)/メタボリックシンドローム(メタボ)/ロコモティブシンドローム(ロコモ)/プロバイオティクス/腸内環境(腸内フローラ)/口内環境(口内フローラ)★/デトックス(毒抜き)/アンチエイジング/ピロリ菌/疲労回復/滋養強壮/血液サラサラ/免疫力/NK細胞/サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)/マイナスイオン/酸素/酵素/麹/菌活/宿便/腸内洗浄/腹式呼吸法/部分やせ/サルコペニア肥満/骨盤矯正/セルライト/加齢臭/食育/ファイトケミカル/マクロビオティック/ミネラル/スーパーフード/オメガ3/血流改善/血管年齢★/糖質制限食/低糖質(ロカボ)★/トランス型脂肪酸★/熱中症/ホットフラッシュ
◎症状 ㈰気になる症状 ㈪改善したい症状
【体調】肩こり/腰痛/手足の関節の痛み/冷え性/貧血/不眠・寝つきが悪い/目覚めが悪い/日中の眠気★/疲れやすい/だるい/気分がすぐれない/風邪をひきやすい・治りにくい/食欲不振/胃痛・胸焼け/胃腸が弱い/便秘気味/下痢気味/ストレス/イライラする
【自覚症状】アトピーの症状/花粉症の症状/通年性のアレルギー性鼻炎/食物アレルギー/その他アレルギー症状/立ちくらみ/のぼせ・ほてり・発汗/頭痛/動悸・息切れ/目の疲れ・かすみ目/せき、声・のどのかすれ/鼻づまり/鼻血/めまい・耳鳴り/老化/気力・活力の衰え/体力の衰え/筋力の衰え/姿勢が悪い/物忘れ/目・視力の衰え/耳・聴力の衰え/生理痛/生理不順/更年期障害/低体温/痔/頻尿★/排尿トラブル
【体型など】太りすぎ(肥満)/やせすぎ/適正体重の維持/ぜい肉・お腹が出ている/体脂肪率/運動不足
【病気に対する不安】生活習慣病全般/糖尿病/高血圧/低血圧/動脈硬化/中性脂肪/高脂血症/コレステロール値/心臓病/脳血栓/脳卒中/がん/胃や腸の病気/肝機能障害/痛風/骨密度・骨粗しょう症/骨折/緑内障/認知症(痴呆)/うつ/不妊
【その他】日焼け/しみ・そばかす/紫外線の害/肌の張り/肌のたるみ/肌荒れ/肌のかさつき・乾燥/しわ/顔色が悪い/顔のむくみ/目の下のくま/にきび・ふきでもの/しっしん・かゆみ/ムダ毛・体毛/白髪/抜け毛/髪質・髪のつや/虫歯/口臭/歯周病/歯の色/体臭/腋臭/加齢臭/水虫/足のにおい

3.健康に関する行動

◎健康のために行っていること
【生活習慣】規則正しい生活/早寝/早起き/水を飲む・水分を摂る/手を洗う/うがい/マスクを使う/食後に歯を磨く/禁煙/お酒を飲まない日(休肝日)をもうける/強いお酒は飲まないようにする
【運動】歩く・階段を使う/日常生活で体を動かす/散歩・ウォーキング/自転車・サイクリング/ラジオ体操/ヨガ/ストレッチ/ジョギング/水泳・水中ウォーキング/エアロビクス・ダンス等/筋力トレーニング/その他スポーツ/脳のトレーニング
【健康管理】健康診断を受ける/歯科検診を受ける★/体重を測る/体脂肪を測る/体温を測る/血圧を測る/血糖値を測る/骨密度を測る/カロリー計算をする/遺伝子検査をする
【リラクゼーション】眠る/枕や寝具にこだわる/寝る前に温かいものを飲む/睡眠を意識して寝酒を飲む/入浴/半身浴/寝る前にぬるい湯の入浴/寝起きに熱い湯の入浴・シャワー/足湯/ゲルマニウム温浴・岩盤浴/入浴剤を使う/アロマテラピー/マッサージ/湿度に気づかう(加湿・除湿等)/空気の汚れに気づかう(ニオイ・除菌・ハウスダスト等)
◎健康施設・サービスの利用:トレーニングジム/フィットネススタジオ/プール/カルチャーセンター・ダンス教室・ヨガ教室など/スポーツ教室/テニスクラブ・テニスコート/ゴルフコース・ゴルフ練習場/体育館・コート・グラウンド/温泉・温浴施設/マッサージ/足ツボマッサージ/鍼・灸施術所/カイロプラクティック/エステティックサロン/スマホのアプリやパソコンでの健康管理サービス/店頭での健診サービス(病院以外で行うセルフ血液検査・骨密度等)★
◎健康機器 <1>使用率 <2>使用意向:体重計/体脂肪計/体組成計/骨密度計/体温計/婦人体温計/血圧計/塩分計/血糖値計/万歩計・歩数計/高機能万歩計/ウェアラブル端末(活動量計等のリストバンドタイプほか)/電動歯ブラシ/浄水器/浄水機能付シャワーヘッド/空気清浄器/加湿器/除湿器/マッサージチェア/低周波や電動のマッサージ器/トレーニングマシン(ランニング・自転車こぎ・乗馬等)/トレーニング用器具(ダンベル等)/トレーニングできるゲーム機(Wii Fit等)/EMSマシン(筋肉電気刺激運動器)/マイナスイオン発生機能付家電/機能性下着

4.食生活に関する行動

◎健康のために食生活で行っていること:三食欠かさない/朝食は必ず食べる/腹八分目を心がけている/バランスのよい食事/1日30品目(種類を多く)食べる/テレビ等で健康にいいと取り上げられたものを食べてみる/昔から食べられている食品を食べる/外食を減らす/中食(買った弁当や惣菜)を減らす/夜遅く食べない/ダイエットする/なるべくカロリーを摂らない/なるべく塩分を摂らない/なるべく脂肪を摂らない/なるべく甘いものを摂らない/なるべく炭水化物を摂らない/なるべく糖質を摂らない/なるべく食品添加物を摂らない/インスタント食品を摂らない/和食中心にする/野菜を多く食べる/緑黄色野菜を食べる/有機(オーガニック)野菜を食べる/野菜を最初に食べる/生野菜を食べる★/大豆など植物性たんぱく質を食べる/くだものを食べる/乳製品を食べる/海藻類を食べる/魚を食べる/肉を食べる/なるべく水を飲む/なるべくよく噛む
◎健康を意識して食べる食品
【野菜】ほうれん草/にんじん/かぼちゃ/トマト/ピーマン/ブロッコリー/グリーンアスパラガス/おくら/春菊/小松菜/チンゲンサイ/ニラ/しそ/パセリ/モロヘイヤ/あしたば/ゴーヤー/キャベツ/なす/さつまいも/いも類/ごぼう/ねぎ/たまねぎ/にんにく/しょうが/しいたけ/まいたけ/きのこ類/枝豆/大豆/あずき/豆類/ごま/唐辛子/こしょう
【くだもの】みかん/バナナ/いちご/ブルーベリー/ラズベリー(フランボワーズ)/クランベリー/りんご/桃/ぶどう/さくらんぼ/パイナップル/梅/あんず/スイカ/ゆず/すだち/梨(和梨)/プルーン/グレープフルーツ/オレンジ/レモン/ライム/シークヮーサー/アセロラ/カシス/アボカド/ザクロ/かりん/いちじく/干しぶどう/パパイヤ/マンゴー/プラム/キーウィ/アサイー/くこの実(ゴジベリー)/アーモンド/くるみ/チアシード/麻の実(ヘンプ)
【飲料】トマト・野菜ジュース/野菜・くだもの混合ジュース/天然果汁飲料/スムージー★/乳酸菌飲料/ミネラルウォーター/海洋深層水/水素水★/スポーツドリンク/コーヒー/ココア/紅茶/緑茶/抹茶★/麦茶/はと麦茶/そば茶/烏龍茶/プーアール茶/ハーブティ/ジャスミン茶/ブレンド茶/ゆず茶/ルイボスティー/その他の健康茶/お酢飲料/しょうが湯/甘酒/赤ワイン/カロリー・糖質オフ等の機能性ビール/ノンアルコール飲料(ビール・カクテル等)/トクホ(特定保健用食品)のコーラ・炭酸飲料/エナジードリンク/薬用酒/青汁/酵素ドリンク/白湯(湯ざまし)
【畜産・海産物】牛乳/チーズ/ヨーグルト/スキムミルク/卵/こんぶ/わかめ/めかぶ/のり/ひじき/もずく/寒天/青ざかな(いわし・さば・あじ等)/小魚/えび・イカ・たこ/カキ/貝類/うなぎ/レバー/豚肉
【その他の食材・加工食品】そば/麦/大麦/全粒粉/玄米/発芽玄米/雑穀(五穀米・古代米等)/お粥/栄養強化米/オートミール/シリアル(コーンフレーク等)/豆腐/納豆/豆乳/きなこ/こんにゃく/紅花油/ごま油/米油/健康油(脂肪のつきにくい油等)/オリーブオイル/グレープシードオイル/ココナッツオイル/エゴマ(しそ油)/亜麻仁油(アマニ油)★/アーモンドミルク/ライスミルク/カレー/キムチ/黒砂糖(黒糖)/はちみつ/黒酢/もろみ酢/香酢/果実酢・その他の酢/梅干し/チョコレート(カカオ)/こんにゃくゼリー/にがり/ダイエット食品(シェイク・スープ等)
◎定期的に摂取している健康志向食品:健康食品/サプリメント/栄養ドリンク/機能性ドリンク/機能性お茶ドリンク/バランス栄養食/ゼリー飲料/ゼロ表示の食品・飲料/特定保健用食品(トクホ)/機能性表示食品/栄養機能食品の認知

5.栄養素・健康食品素材の認知・摂取意向

◎成分・栄養素 <1>認知 <2>摂取意向:ビタミンA/ビタミンD/ビタミンE/ビタミンK/ビタミンB群/ビタミンB1/ビタミンB2/ビタミンB6/ビタミンB12/ビタミンC/パントテン酸/ナイアシン(ニコチン酸)/葉酸/β−カロチン/リコピン/ケルセチン(ビタミンP)/ヘスペリジン(ビタミンP)/コエンザイムQ10/カプサンチン/ルテイン/β−クリプトキサンチン/α−リポ酸/ポリフェノール/カテキン/フラボノイド/テアフラビン/タンニン/アントシアニン/プロアントシアニジン(PAC)/ルチン/アスタキサンチン/サラシア/グリコーゲン/レスベラトロール/クルクミン/コーヒーポリフェノール/リンゴポリフェノール/カルシウム/カリウム/鉄/ヘム鉄/亜鉛/マグネシウム/セレン/白金ナノコロイド/ナトリウム/ヨウ素/リン/クロム/モリブデン/フッ素/バナジウム/食物繊維/セルロース/ペクチン/難消化性デキストリン/アルギン酸ナトリウム/キチン・キトサン/グルコマンナン/ムチン/不飽和脂肪酸/中鎖脂肪酸/オレイン酸/リノール酸/共役リノール酸(CLA)/γ−リノレン酸/EPA/DHA/レシチン/ホスファチジルセリン(PS)/卵黄コリン/セラミド/ミルクセラミド/植物ステロール/アラキドン酸/たんぱく質(プロテイン)/アミノ酸/ペプチド/ミルクペプチド/卵黄ペプチド/卵白ペプチド/イミダペプチド/アスパラギン酸/グルタミン酸/アルギニン/オルニチン/タウリン/カゼイン/L−シトルリン/L−カルニチン/コラーゲン/ヒアルロン酸/グルコサミン/MSM/CPP/MBP/ラクトフェリン/鉄ラクトフェリン/グルタチオン/テアニン/ギャバ(γ-アミノ酪酸)/エラスチン/アンセリン/スルフォラファン/オリゴ糖/ニゲロオリゴ糖(NOS)/ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)/アスパルテーム/キシリトール/リカルデント/トレハロース/アラビノース/アルギン酸/ラクトビオン酸/フコイダン/フコキサンチン/コンドロイチン/ベータグルカン/大豆イソフラボン/大豆サポニン/大豆グロブリン/大豆ペプチド/エクオール/クロロゲン酸/クエン酸/乳酸/フルーツ酸/リンゴ酸/キナ酸/カプサイシン/ゴマリグナン/セサミン/アリシン/カフェイン/クロロフィル/ナットウキナーゼ/ベータラクトグロブリン/エミューオイル
◎健康食品素材 <1>認知 <2>摂取意向:小麦はい芽油/大麦若葉エキス/クロレラ/スピルリナ/青汁/梅肉エキス/にんにくエキス/アロエ/高麗人参/うこん/スッポン/ブルーベリーエキス/こんぶエキス/シイタケエキス/霊芝/アガリクス茸/冬虫夏草/メシマコブ/杜仲茶/甜茶/どくだみ茶/イチョウ葉エキス/桑の葉エキス/びわ/柿の葉/グァバ葉/ローズヒップ/エキナセア/キャッツクロー/ノコギリヤシ/マカ/ノニ/ガルシニア・カンボジア/ギムネマ・シルベスタ/サイリウム/セント・ジョンズ・ウォート/ピクノジェノール/フラバンジェノール/マリアアザミ/乳酸菌/ビフィズス菌/ガセリ菌(LG菌/ラクトバチルス・ガッセリ菌)/植物性乳酸菌/ケフィア★/免疫ミルク/乳清(ホエイ)/プラセンタ/酵素/核酸/酵母/ビール酵母/紅麹/米麹★/パフィア/納豆菌/ユーグレナ(ミドリムシ)/R-1乳酸菌/乳酸菌シロタ株/ラブレ菌/フェカリス菌/プロポリス/ローヤルゼリー/花粉(ビーポーレン)/亜麻仁油(アマニ油)/卵黄油/キトサン/カキ肉エキス/しじみエキス/深海鮫エキス(スクワラン)/シルク

【フェースシート】

*属性:性別/年齢/未既婚/家族構成/職業/同居の子供/住居形態/世帯年収
*生活習慣:お酒/たばこ/お茶/コーヒー/甘いもの/濃い味付け/朝食/車/健康診断/メタボ健診…
*持病(慢性疾患)の有無
*体型:身長/体重/BMI値/腹囲

調査概要

・調査対象:首都圏の15〜79歳の男性女性
・調査方法:「モニターリサーチ・システム」利用によるFAX調査
・有効回収数:1,280人(発送数1,800人・有効回収率71.1%)
・調査期間:2016年9月28日(水)〜10月4日(火)

調査のアウトプット

 1.調査報告書:A4判・62ページ・2016年11月発行
 2.集計結果表:A4判・2分冊1,068ページ・2016年10月発行
 3.集計データ(CD-ROM):クロス集計、ローデータ、他一式

調査の価格

・定価440,000円(税別)・MDBメンバー価格390,000円(税別)

「健康ニーズ基本調査2016」結果の速報

― 基本的な食生活重視の意識が回復、“プチブーム”の食材に期待 ―

株式会社日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:加藤文昭 本社:東京都港区)は、2016年10月に、首都圏在住の15~79歳の男女個人を対象に、『健康ニーズ基本調査2016』を実施いたしました。本調査は、1998年から継続的に実施している、一般男女の健康に対するニーズを明らかにする総合的な調査です。01年~07年頃の健康ブームの時代と比較すると、消費者全体としては健康意識や購買意欲が低下しているのが実態ですが、16年は回復傾向の項目がいくつか現れ、詳しくみると、各属性に特徴的な健康意識、活発な消費行動が明らかになりました。本リリースではその一部をご紹介します。

Summary | 概要

「バランスのよい食事」を実行する人が増加中、シニアほど気づかいが増え、女性70代は8割近く。

「朝食は必ず食べる」「バランスのよい食事」「乳製品を食べる」「緑黄色野菜を食べる」「肉を食べる」は5年間で増加傾向、特に「バランスのよい食事」は15~16年で8ポイント増加した。

“ベジ・ファースト”は手軽なダイエット法として定着。“糖質”制限よりも、女性50代はお菓子を、男性50代は主食を節制。

「夜遅く食べない」「野菜を最初に食べる」「腹八分目」が3割以上、「野菜を最初に食べる」は女性50代で最も高い。女性50代で「甘いもの」、男性50代で「炭水化物」の節制が目立つ。

健康志向食品は15年の増加が16年には14年以前の水準に、男性60・70代では何かしら定期摂取する人が拡大中。

何らかの健康志向食品摂取は54%。12年~14年は55%前後、15年は60%に増加、16年は元の水準に戻った。そのような中、男性60代・70代は12年から13ポイント以上増加。

「血液サラサラ」が気になる健康キーワードとして再注目、女性70代が最も高く、男女とも20代&シニアが増加を牽引。

12年から15年で微減が続いて35%前後だったが、15年から16年で11ポイントの増加。女性70代は22ポイント増と最も大きく、男女とも20代・50代・60代で10ポイント以上の増加。

多様な“プチブーム”、健康のために食べる食品・飲料が増加。「チョコレート」「はちみつ」増加、「甘酒」「チアシード」にも注目。

「チョコレート」は20%から26%へ6ポイント増。「チョコレート」「はちみつ」は16年で一気に増加。「甘酒」は1割未満ながら1年で倍増、「チアシード」は6%に過ぎないが2倍以上。

調査概要

・調査対象:首都圏在住の15~79歳の男女個人
・調査方法:日本能率協会総合研究所「モニターリサーチ・システム」利用によるFAX調査
・有効回収数:1,280人(発送数1,800人、有効回収率71.1%)
・調査実施日:2016年9月28日(水)~10月4日(火)

「バランスのよい食事」を実行する人が増加中、シニアほど気づかいが増え、女性70代は8割近く。

食生活で実行していることについて、33の選択肢を挙げて聞きました。
ベスト3は1位が「朝食は必ず食べる」64%、2位「三食欠かさない」3位「野菜を多く食べる」がともに5割台となっており、次いで4位が「バランスのよい食事」46%でした。
時系列でみると、「朝食は必ず食べる」「バランスのよい食事」「乳製品を食べる」「緑黄色野菜を食べる」「肉を食べる」の5項目は12年~16年の5年間で4ポイント以上増加していました。特に「バランスのよい食事」は12年~15年で約4割と同水準でしたが、15年~16年で8ポイント増と一気に増加しました。
「バランスのよい食事」を年代別にみると、男性は10代~40代で2割台と低水準ですが、50代で4割を超え、60代で5割弱、70代で6割を超えます。女性は10代でも4人に1人と同年代の男性より多くなっていますが、年代が上がるとともに実行する人がほぼ正比例で増加し、70代では8割近くに達します。15年と比較すると、男性70代・女性20代・50代・70代は10ポイント以上増加しました。この5年間でみると、女性70代は24ポイントの大幅増、50代では14ポイントの増加でした。男女とも、高齢になるほど食事のバランスに気をつかっており、この5年でその意識はさらに高まっているといえます。




“ベジ・ファースト”は手軽なダイエット法として定着。“糖質”制限よりも、女性50代はお菓子を、男性50代は主食を節制。

気になる症状の1位は「運動不足」51%、2位は「ぜい肉・おなかが出ている」42%でした。「ぜい肉・おなかが出ている」を気にしている人の4人に3人が改善したいと思っており、体型の崩れを何とかしたいニーズの高さがうかがえます。特に男女とも40代・50代で気にしている人が多く、この年代で特に体型崩れが気になるようでした。
食生活で実行していることについて聞いた中から、体型改善につながるダイエット関連の選択肢についてみてみました。「夜遅く食べない」「野菜を最初に食べる」「腹八分目」が3割以上と、実行している人の多いメジャーな行動でした。そのうち「夜遅く食べない」「腹八分目」は男女とも70代が一番高く、体型改善のためというよりは健康的な食習慣という意味合いが強そうです。一方「野菜を最初に食べる」は女性50代で最も高く、体型の崩れを何とかしたいというニーズに対して、非常に手軽に実行できる方法として定着したようです。
話題の“糖質制限食”に関連する選択肢をみると、「なるべく糖質を摂らない」は男女とも50代~70代で比較的多いものの、多い年代でも1割程度に過ぎません。そのような中、女性50代で「なるべく甘いものを摂らない」、男性50代で「なるべく炭水化物を摂らない」が目立っています。体型が気になる年代では、“糖質”というより、女性は甘いものからイメージするお菓子、男性は炭水化物からイメージする主食を節制しているようです。


健康志向食品は15年の増加が16年には14年以前の水準に、男性60・70代では何かしら定期摂取する人が拡大中。

健康志向食品について11の選択肢を挙げ、健康維持のために定期的に摂取しているものを聞きました。最も多かったのは「サプリメント(栄養素を補う錠剤型の食品)」が30%、次いで「栄養ドリンク(滋養強壮のためのドリンク剤)」「特定保健用食品(トクホ)」が1割台でした。11項目中1項目以上選んだ、何らかの健康志向食品を定期的に摂取している人は、全体の54%でした。
年代別にみると、男性60代・70代、女性40代~60代で6割を超えて高く、中でも女性50代は73%と最も高い年代でした。
時系列でみると、12年~14年は55%前後で推移していましたが、15年は60%に増加と、機能性表示食品解禁の影響からか、健康志向食品全体の拡大がみられました。しかし16年には、元の水準に戻りました。
年代別に15年と比較すると、女性60代で15ポイントと最も減少しており、女性10代~30代も10ポイント以上の減少でした。そのような中、男性70代・60代ではそれぞれ5ポイント・3ポイント増加しており、12年と比較するといずれも13ポイント以上増加と、年々何らかの健康志向食品を摂取する人が拡大していました。健康志向食品を摂取している人が6割を超える年代も、男性では15年の40代から16年では60代・70代にシフトしていました。




「血液サラサラ」が気になる健康キーワードとして再注目、女性70代が最も高く、男女とも20代&シニアが増加を牽引。

気になる健康用語は、「体脂肪」が58%とトップ、次いで「血液サラサラ」が45%、「疲労回復」「有酸素運動」「内臓脂肪」「免疫力」「基礎代謝」が3割台後半で続きます。このうち、「血液サラサラ」「疲労回復」「免疫力」が15年と比較して5ポイント以上増加していました。
「血液サラサラ」は、12年から15年にかけて微減が続き35%前後でしたが、15年から16年で11ポイントの増加と目立っていました。過去の調査対象の10~60代合計で長期的にみると、最初に健康用語を聞いた02年で56%、ピークは04年で63%でしたが、07年で4割台に、11年で3割台になり、その後も緩やかに減少が続きました。ピーク時から30ポイント減となっていたのが、16年で一気に回復に転じたのです。
年代別にみると、男女ともシニア層ほど関心が高まる傾向で、男性では60代が6割弱と最高、女性では70代で7割を超えて最も高く、50代・60代でも約6割でした。
年代別に15年と比較すると、ほとんどの年代で増加しており、女性70代では22ポイント増と伸び幅も最も大きいほか、男女とも20代・50代・60代で10ポイント以上の増加でした。





多様な“プチブーム”、健康のために食べる食品・飲料が増加。「チョコレート」「はちみつ」増加、「甘酒」「チアシード」にも注目。

健康のために食べたり飲んだりしている食品・飲料について173品目の選択肢を挙げて聞いたところ、上位は、「納豆」「ヨーグルト」が約60%、「牛乳」「豆腐」「トマト」が5割台でした。
16年は15年と比較すると、前年と比較できる169品目のうち、1ポイント以上増加したのは75品目、1ポイント以上減少したのは13品目となり、プラスの方が圧倒的に多いという結果でした。プラスの品目数は12年比の13年で65品目ありましたが、14年で37品目、15年で18品目と減少していたのが、16年はプラスのほうが主流に転じました。
そのうち4ポイント以上増加したのは10品目で、「チョコレート」は20%から26%と最も高い6ポイント増でした。次いで増加幅が大きかったのは、「はちみつ」「キムチ」「しょうが」「めかぶ」「大豆」「甘酒」「梅干し」「キャベツ」「豚肉」の順です。
「チョコレート」「はちみつ」は、12年から15年まであまり変化がなかったのですが、16年で一気に増加しています。「めかぶ」「キャベツ」「豚肉」は、年々増加傾向(15年を除く)で、12年と比べると5ポイント以上の増加となりました。
15年に選択肢に加えた「甘酒」は、1割未満ながら1年後には倍増しました。このほか、「チアシード」は6%に過ぎませんが、2倍以上に増加して目立っていました。
ひとり一人に“プチブーム”があり、様々な食品を健康のために積極的に食べるという実態が全体的に増加したようです。





調査の内容

「健康ニーズ基本調査2016」は、首都圏在住の15~79歳の男女個人を対象に、一般男女の健康に対するニーズを明らかにする総合的な調査です。本リリースではその一部をご紹介します。

1)健康状態と健康観
 (1)現在の健康状態 (2)健康への気づかい (3)健康についての関心領域 (4)健康に関する意識と行動
2)健康情報と気になる症状
 (1)健康に関する情報源 (2)気になる健康用語 (3)気になる症状(体調/自覚症状/体型など/病気に対する不安など/その他)
3)健康に関する行動
 (1)健康のために行っていること (生活習慣/運動/健康管理/リラクゼーション等) (2)健康施設・サービスの利用 (3)健康機器の使用率と使用意向
4)食生活に関する行動
 (1)健康のために食生活で行っていること (2)健康のために食べているもの (野菜/くだもの/飲料/畜産・海産物/加工食品) (3)健康志向食品の摂取
5)栄養素・健康食品素材の認知・摂取意向

本調査は、健康マーケティングのための基礎データです。今回はその中から、「バランスのよい食事の実行」「ダイエット関連の実行」「健康志向食品の摂取」「血液サラサラへの注目」「健康のために食べている食品・飲料」に焦点をあて、結果の速報を報告しております。

調査購入のご案内

本調査は、弊社自主企画による調査に複数企業がご参加いただく方式で実施し、以下のアウトプット一式を提供いたします。

調査のアウトプット

1.調査報告書:A4判・62ページ・2016年11月発行
2.集計結果表:A4判・2分冊1,068ページ・2016年10月発行
3.集計データ(CD-ROM):クロス集計、ローデータ、他一式

購入費用

定価440,000円(税別)/MDBメンバー価格390,000円(税別)

※本調査の成果物の著作権は(株)日本能率協会総合研究所が保有します。
※弊社は、本調査にご参加・購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご参加・購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。

本件についてのお問い合わせ先

株式会社日本能率協会総合研究所

経営・マーケティング研究部 リサーチグループ 担当:土井
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
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