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トップページNEWS & COLUMN【JMAR生活者調査レポートコラム】高齢者が自由に使えるお金はいくら?何に使う?
2020.07.06 UP

【JMAR生活者調査レポートコラム】
高齢者が自由に使えるお金はいくら?何に使う?




株式会社日本能率協会総合研究所では、生活に身近なテーマに焦点をあて、
生活者の最新動向を分析した「生活者調査レポート」をシリーズ化しています。
このコラムでは生活者調査レポートの一部をご紹介いたします。
今回は、60~90歳の高齢者を対象にした「お金」に関する調査結果です。
高齢者が自由に使える金額や積極的に使っていきたいモノ・コトなどお金にまつわる実態を明らかにしました。


※今回ご紹介した生活者調査レポートについては下記、調査概要をご確認ください。
※弊社に無断で、本リリースの転載・引用を固く禁じます。




調査結果概要


1. 基本的な生活費のほかに、1ヶ月あたりで自分のために自由に使えるお金はどの程度かを尋ねたところ、男女ともに、「1万円~2万円未満」「2万円~4万円未満」がボリュームゾーンで、約5割がこの価格帯で占めていた。
平均額を算出すると、男性が女性よりも金額がやや高い傾向にあった。


2. 今後、積極的にお金を使っていきたいモノ・コトを尋ねたところ、全体で最も多かったのは、「国内旅行」であった。この点は、コラム1回目で紹介した趣味1位が「旅行」であった点と一致している。次いで、「食品(健康食品を除く)」「こども世帯とのつきあい・交際費」「友人とのつきあい・交際費」「預金・貯金」と続く。男女でみると、1位から5位まで、多少の順位の変動はあるものの同じモノ・コトにお金を使いたいと考えられていた。


3. 今後、積極的にお金を使っていきたいモノ・コトについて、いくつかピックアップしてみると、1位の「国内旅行」については、趣味のとき同様に高齢になると男女ともに割合が低下していた。3位「交際費(子ども世帯)」4位の「交際費(友人)」については、女性のほうが男性より総じて高い傾向が見られた。8位の「医療サービス・医薬品」については、男女ともに高齢になるほど割合が上昇する傾向だった。


4.直近1年以内で購入した最も高額な買い物について尋ねてみたところ、金額としては、「10,001~50,000円」が最も高く、次いで「1,000,001~500,000円」だった。
「10,001~50,000円」と回答した方が購入したものは、「自転車」や「洗濯機」「杖」「携帯電話」などのモノ消費が多く見られ、「1,000,001~500,000円」と回答した方が購入したものは、「こどもとの旅行」「5月飾り」「スペイン旅行」と、コト消費や子供・孫への買い物が見られた。




調査概要

調査名 高齢者ライフスタイル構造基本調査 2018年

調査期間 2017年12月6日 ~ 12月18日

調査対象
日本能率協会総合研究所が保有する「高齢者6090リサーチモニター」
(全国に居住する60歳から90歳までの男女)

調査方法 郵送調査
回答者数 2,500名(配布数4,000名、回収率62.5%)
性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して回収



調査結果詳細

【 調査結果1】自由に使えるお金は、1万円~4万円未満

基本的な生活費のほかに、1ヶ月あたりで自分のために自由に使えるお金はどの程度かを尋ねたところ、男女ともに、「1万円~2万円未満」「2万円~4万円未満」がボリュームゾーンで、約5割がこの価格帯で占めていた。平均額を算出すると、男性が女性よりも金額がやや高い傾向にあった。








【 調査結果2】「積極的にお金を使いたい」は、コト消費志向が高め

今後、積極的にお金を使っていきたいモノ・コトを尋ねたところ、全体で最も多かったのは、「国内旅行」であった。この点は、コラム1回目で紹介した趣味1位が「旅行」であった点とも一致している。次いで、「食品(健康食品を除く)」「こども世帯とのつきあい・交際費」「友人とのつきあい・交際費」「預金・貯金」と続く。男女でみると、1位から5位まで、多少の順位の変動はあるものの同じモノ・コトにお金を使いたいと考えられていた。









【 調査結果3】金額変化が少ない「こども世帯とのつきあい」

今後、積極的にお金を使っていきたいモノ・コトについて、いくつかピックアップしてみると、1位の「国内旅行」については、趣味のとき同様に高齢になると男女ともに割合が低下していた。3位「交際費(子ども世帯)」4位の「交際費(友人)」については、女性のほうが男性より総じて高い傾向が見られた。8位の「医療サービス・医薬品」については、男女ともに高齢になるほど割合が上昇する傾向だった。









【 調査結果4】高額な買い物は、コト消費や子供・孫への買い物増える

直近1年以内で購入した最も高額な買い物について尋ねてみたところ、金額としては、「10,001~50,000円」が最も高く、次いで「1,000,001~500,000円」だった。
「10,001~50,000円」と回答した方が購入したものは、「自転車」や「洗濯機」「杖」「携帯電話」などのモノ消費が多く見られ、
「1,000,001~500,000円」と回答した方が購入したものは、「こどもとの旅行」「5月飾り」「スペイン旅行」と、コト消費や子供・孫への買い物が見られた。







本調査に関するお問い合わせ

株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
担当:土井 山口 稲富
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル5階
TEL:03-3578-7607
e-mail:info@jmar.biz

※弊社に無断で、本リリースの転載・引用を固く禁じます。




本レポートについて

今回の調査結果は、株式会社日本能率協会総合研究所が発刊・販売している「高齢者ライフスタイル構造基本調査2018年」より
一部抜粋したものです。本レポートは有償にて販売しております。
詳しくはこちらをご覧ください。




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