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  • 高齢者
  • 2018年2月19日

高齢者ライフスタイル構造基本調査 2018年

〜高齢者60歳から90歳までを見据えてライフシフト・ニーズの変化を捉える〜

  • 高齢者ライフスタイル構造基本調査 2018年
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レポート
加齢とともに直面する、高齢者の様々な変化にフォーカスし、それに伴って生まれる様々なニーズを探ります。60歳から90歳までの高齢者2,500人を対象とした大規模郵送調査を実施、生活全般、健康、購買行動、価値観、メディア接触など幅広く網羅的にとらえ、アクティブシニアだけではない高齢者マーケット全体を分析します。

調査概要

全国の60〜90歳男女、2,500人、2018年12月、郵送調査

調査の内容

1)家族・住まい

・性別・年齢
・未既婚・同居家族
・住宅・地域...

2)買い物

・購入品・購入チャネル
・考え方や行動
・積極的な出費...
・経済的なゆとり...

3)仕事・お金

・仕事の有無・雇用形態・頻度
・年収・資産・家計

4)生活・価値観

・日課・趣味
・心配・検討していること
・価値観・生活満足度...

5)健康・老い

・日常生活の自立状況
・慢性疾患・衰え
・健康意識・対策...

6)情報

・インターネットの利用・利用機器
・利用内容・頻度
・メディア接触(情報源)...

高齢者ライフスタイル構造基本調査 調査項目

Chapter 1 家族・住まい

◇性別
◇年齢
◇未既婚
◇同居家族
配偶者/親、義父母/子、子の配偶者/孫/兄弟姉妹・義兄弟姉妹/親戚/その他/同居の家族はいない
◇同居家族構成
配偶者と二人暮らし/配偶者と子ども(子どもの配偶者含む)/配偶者と子ども夫婦と孫/子ども(子どもの配偶者含む)/子ども夫婦と孫/その他/一人暮らし
◇同居家族人数
◇近居家族の有無
◇住居形態
持家一戸建て/持家マンション/賃貸一戸建て/賃貸マンション・アパート
◇居住地域タイプ
都市部/都市部近郊/郊外・田舎
◇家電製品・住宅設備・車両等
<1>保有 <2>購入してみたい
デスクトップパソコン/ノートパソコン/プリンター/タブレット(iPadなど)/家庭用テレビゲーム機/4K・8K対応テレビ/DVD・ブルーレイ対応テレビ/ブルーレイ・DVD再生機・録画機/音楽再生プレイヤー・スピーカー/ロボット掃除機/システムキッチン・ビルトインキッチン/食器洗い乾燥機/スチーム機能付きレンジ/ワインセラー/加湿器・空気清浄機/床暖房/温水洗浄便座付きトイレ(ウォシュレットなど)/多機能体重計(体脂肪率など、体重以外も計測できる)/住宅用太陽光発電パネル/自動ブレーキ機能が付いている自家用車/自動運転機能(自動追尾機能など)が付いた自家用車/上記以外の通常の自家用車/電動アシスト自転車

Chapter 2 仕事・お金

◇仕事の有無
現在、仕事をしている/現在はしていないが、今後仕事をする予定がある/現在も今後も、仕事はしない
◇雇用形態・立場
正社員/契約社員・嘱託社員/派遣社員/パート・アルバイト/会社経営者/個人事業主・自営業
◇仕事の頻度
◇仕事を何歳くらいまで続ける予定か
◇自身の年収
◇同居家族全員の年収合計
◇自身・配偶者の保有金融資産
◇自身の生活費の原資
自分で働いた収入/同居している家族が働いた収入/別居している家族からの仕送り等/年金/自分自身の預貯金/資産運用(不動産・株等)/その他の収入
◇世帯の家計単位
自分(と配偶者)のみ/同居している子世帯や親世帯と一緒の家計
◇経済的なゆとりの有無
あると思う〜あると思わない

Chapter 3 健康・老い

◇日常生活の状態
日常生活はほぼ自立しており、独力で外出できる/屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない(外出が難しい)/屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ/1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する
◇外出頻度
◇商品・サービスの利用状況・今後の意向
<1>補聴器/<2>杖/<3>キャリーカート/<4>車いす/<5>高齢者向けシューズ/<6>大人用おむつ/<7>手すり(お風呂場、トイレなど)/<8>介護ベッド/<9>自家用の福祉車両/<10>福祉タクシー/<11>高齢者向け宅食サービス/<12>入浴や食事、着替などの介助サービス/㈺家事代行サービス/㈱見守りサービス
◇慢性疾患
A.症状の程度 B.日常生活への影響
<1>高血圧/<2>高脂血症/<3>糖尿病/<4>痛風/<5>変形性関節症/<6>腰痛・椎間板ヘルニア/<7>認知症/<8>不安症・うつ病/<9>不眠症/<10>喘息・COPD・慢性気管支炎/<11>胸やけ・逆流性食道炎/<12>頻尿・尿もれ/<13>排尿障害(尿が出にくい)/<14>がん
◇老化や衰え
<1>自覚 <2>特に最近深刻になったこと
聴力の衰え(聞こえにくい)/視力の衰え(文字が見づらい)/嗅覚の衰え/味覚の衰え/食欲の衰え/飲食時によく噛めない、噛む力が弱い/飲食時に飲み込みにくい、むせやすい/重たいものを持ち上げる・動かす力/立ったり座ったりする/立ち続ける・姿勢を保つ/細かい手先の動作/身体の柔らかさ(関節の動き)/身体全体としての体力・持久力/歩くスピード/体型の変化(たるみ・適正体重の維持等)/姿勢の変化(腰が曲がった・身長が縮んだ)/肌の変化(シミ・しわ・ハリ・乾燥等)/髪の変化(白髪が増えた・細い・薄い・抜け毛等)/記憶力/発想力/物事を論理的に考える力/素早く判断する力/テンポよく話す力(言いよどまない)/気力が続かない/睡眠の質(眠りが浅い、寝つけない、寝起きが悪い等)/だるい・昼間も眠い/排尿(おしっこ)の不安/排便の不安
◇自身の体力への満足度
とても満足している〜まったく満足していない
◇ふだんの健康への気づかい度
積極的に気づかっている〜まったく気づかっていない
◇健康維持・老化予防のため日頃行っていること
十分な休息や睡眠をとるようにしている/ウォーキング・体操など軽い運動で体を動かすようにしている/本格的な運動・スポーツをしている/普段の食事の栄養バランスに気をつけている/体に良いとされる食品や飲料を積極的に食べるようにしている/特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品などを優先して摂取している/サプリメントを摂取している/老化予防のための遊びやゲーム(脳トレなど)を行っている/肌をケアするためのスキンケア用品を使っている/髪をケアするためのヘアケア用品を使っている/体のゆがみ、曲がりをケアするための器具を利用している/歯や口の中をきれいにするようにしている
◇健康維持・老化予防のため60歳以降に経験したこと
メタボ健診/骨密度検査/認知症検査/脳ドック/検査入院/肺炎球菌ワクチンの接種/鍼(ハリ)・灸・カイロプラクティックなどの民間療法/エステティックサロンや美容外科クリニック/薄毛治療での通院/ED治療(バイアグラ等の服薬)で通院
◇健康や老化防止、美容などにお金を使うことへの考え
効果があると思えば、積極的にお金を使う/一定の範囲内であればお金を使う/できればお金を使いたくない

Chapter 4 買い物

◇食品や生活用品などの主な購入者
主に自分/主に自分以外の家族、自分も関わる/主に自分以外の家族、自分はほとんど関わっていない
◇自身が週に1回以上購入しているもの
スナック菓子/チョコレート/あめ・ガム/おせんべい・米菓/ヨーグルト/ゼリー・プリン/アイスクリーム/お団子・ようかんなどの和菓子/ペットボトル入りのお茶/調理を簡略化するためのソースやレトルト食品(パスタソース、レトルトカレーなど)/市販の食材セット(1食分の生鮮食品や調味料がそろったもの)/冷凍食品/コンビニのお弁当・お惣菜/カット野菜/アルコール類/たばこ(電子たばこ含む)
◇店舗やサービスの利用頻度
<1>スーパーマーケット/<2>大型ショッピングセンター・モール/<3>コンビニエンスストア/<4>ドラッグストア/<5>ホームセンター/<6>100円ショップ/<7>デパート・百貨店/<8>近所の個人商店(八百屋、魚屋など)/<9>生協等の協同購入・個人宅配/<10>インターネット通信販売/<11>通信販売(インターネット通販以外)
◇1年に1回以上利用している店舗やサービス
ユニクロ/ニトリ/しまむら/成城石井/イケア/大型家電量販店(ヤマダ電機、ビックカメラなど)/ディスカウントショップ(ドン・キホーテなど)/テレビショッピング/ラジオショッピング/駅ビル・駅の中のお店
◇新製品に対して興味を持ちやすい商品群
カップ麺・インスタント食品/レトルト食品/冷凍食品/弁当・総菜/お菓子・デザート/清涼飲料水・ソフトドリンク/お酒・アルコール飲料/サプリメント・健康食品/キッチン用品・キッチン雑貨/化粧品類/ヘアケア用品/パソコン・周辺機器/携帯電話・スマートフォン/オーディオ・ビジュアル機器/家電製品(調理用・家事用など)/自動車/書籍/雑誌/模型などを組み立てていく雑誌(分冊百科・パートワーク)
◇店舗やサービスを利用する際の考え方や行動
<1>より良い商品を求めて、これまで買ったことがない商品を試し買いすることが多い
<2>テレビCMやチラシなどの広告で、新商品の情報をチェックしている
<3>商品選びに迷ったとき、周りの人がすすめる商品を買うことがある
<4>買い慣れた商品を購入することが多い
<5>いくつかある商品の中から、どれが最も良いか検討するのがおっくうだ
<6>メーカーやブランドにはこだわらず、できるだけ価格の安いものを選ぶ
<7>有名ブランド・大企業のブランド商品を買っておけば間違いないと考えている
<8>多少価格が高くても、品質ができるだけ良いものを買いたい
<9>より高価なものや、他の人がなかなか買えないものを手に入れたい
<10>商品の品質と価格が見合っているかじっくり検討する
<11>高齢者向けの商品に抵抗を感じる
<12>自分のライフスタイルにあったものをこだわって選ぶ
<13>できるだけ長く使えるものを買う
◇生活費のほかに自由に使える金額
◇今後、積極的にお金を使っていきたいもの
食品(健康食品を除く)/健康食品・健康飲料/清涼飲料/アルコール類/外食/衣類、ファッション/化粧品/美容サロン・エステなど/フィットネス・ヨガなど/スポーツ/映画・音楽・美術鑑賞/家電製品/家具、インテリア、寝具/家のリフォーム/医療サービス、医薬品/自動車/国内旅行/海外旅行/子ども世帯とのつきあい・交際費/友人とのつきあい・交際費/セキュリティ関連/預金・貯金/投資
◇1年以内で購入した最も高価な買い物
<1>自由回答 <2>購入額

Chapter 5 生活・価値観

◇ほぼ毎日行っている事柄
顔を洗う/普段着に着替える/朝食を食べる/朝歯磨きする/髪型を整える/髭をそる・整える/顔のスキンケア(化粧水・乳液など)/お化粧をする/昼食を食べる/昼歯を磨く/昼寝をする/おやつ・間食を食べる/お茶の時間をもつ(お茶やコーヒーを飲む)/たばこを吸う/テレビを見る/ラジオを聴く/新聞を読む/家族と話す/友人・知人と話す/食事を作る/食後の片付け・食器を洗う/洗濯をする/掃除をする/買い物に行く/散歩をする/ペットの散歩・世話/庭や草木の手入れ・水やり/夕食を食べる/夜歯を磨く/お酒を飲む/お風呂に入る/髪の毛を洗う/寝間着・パジャマに着替える
◇趣味
旅行/ドライブ/温浴施設(温泉・サウナなど)/散歩・ウォーキング/ハイキング・登山など/体操・トレーニング/ゴルフ/スポーツジムに行く/その他のスポーツ・運動/買い物・ウィンドウショッピング/映画・観劇・音楽会・美術鑑賞/食べ歩き・グルメ/バー、スナック、飲み屋など家以外での飲酒/ギャンブル(パチンコ・競馬・競輪・競艇など)/ボランティア活動/絵画・書道・文芸・写真など/手芸・模型工作/茶道・華道など/コレクション(骨董・絵画・ビンテージ商品など)/読書/学習、調べもの/囲碁・将棋・麻雀など/クイズ・パズル/園芸・庭いじり・家庭菜園・ガーデニング/料理(日常的な食事作りは除く)/日曜大工・DIY/カラオケ/テレビゲーム(家庭での)/スマートフォン・タブレットなどのゲーム/ビデオ鑑賞/テレビ視聴/音楽鑑賞/ペットを飼う
◇現在心配していること
自分の健康/配偶者の健康/配偶者の介護/親の介護/家族との人間関係/近所の人との人間関係/友人・知人と疎遠になること/天涯孤独(ひとりぼっち)になること/生活費が足りなくなること/資産運用/事故や詐欺等に遭うこと/自分が車の運転をすること/何にお金を使ったらいいかわからない/時間の使い方がわからない・時間を持て余している
◇現在検討していること
老後資金の運用の見直し/保険の見直し/家全体の改築・改修/水回り(バス・トイレ・キッチン)のリフォーム/身の回りの物の処分/現在の住まいからの引っ越し(住み替え)/子ども世帯との同居/介護付き施設への引っ越し/不動産の相続・処分/金融資産の相続・処分/その他の財産の相続・処分/遺言書の作成/運転免許証の返納
◇価値観
Aに近い〜Bに近い
<1>食事:A.健康志向・B.好きなもの優先
<2>過ごし方:A.家族友人とにぎやかに・B.一人で静かに
<3>住環境:A.自然に囲まれた静かな環境・B.都会的な環境
<4>家:A.住み慣れた自宅重視・B.これまでにこだわらず
<5>老い:A.老いていく自分を受容・B.積極的に老化防止
<6>これからの生活の楽しさ:A.楽しみが減っていく・B.年を取っても楽しめる
<7>お金:A.今を楽しむために使いたい・B.将来に備えて今は節約
<8>身体的自立:A.家族からの支援や介護サービスを利用・B.運動等により自立した生活
<9>老いについての他者比較:A.同年代に比べて若い方・B.同年代と比べて老いている方
◇現在の生活の満足度
とても満足している〜まったく満足していない
◇「自分はまだまだこれからだ」と思うか
そう思っている〜まったく思っていない

Chapter 6 情報

◇インターネットの利用状況
自分ひとりで、ある程度利用している/利用しているが、誰かの手伝いが必要/利用していない
◇インターネット利用機器
自宅のPC/自宅以外のPC/携帯電話/スマホ/タブレット/インターネット対応型テレビ/その他の機器(ゲーム機など)
◇インターネットを利用してよく行うこと
メールの送受信/知りたい情報をキーワード検索して調べる/ニュースサイトを見る/Youtubeなどの動画サイトを利用/クックパッドなどの料理のレシピサイトを見る/ぐるなびなどの飲食店の情報がわかるサイトを見る/天気や交通機関の乗り換え情報を調べる/外出先の場所を地図アプリで調べる・外出時に地図アプリを使う/自分の趣味に関連したページを見る/ネットショッピングで商品・サービスを購入/オンラインゲームを利用/ネットバンキングを利用/FacebookやTwitterを利用/LINEを利用/自分のホームページやブログを更新
◇インターネットの利用頻度
◇日頃よく見たり聞いたりしている情報源
テレビ・テレビCM/新聞(記事・広告含む)/新聞に折り込まれたチラシ/雑誌(記事・広告含む)/ラジオ/屋外広告・交通広告/カタログ通販の冊子、チラシ/インターネット/メールで送られてくる広告・メールマガジン

調査概要

・調査対象:全国に居住する60〜90歳男女
・調査方法:「高齢者6090リサーチモニター」利用による郵送調査
・有効回収数:2,500人(発送数4,000人・有効回収率62.5%)性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して回収
・調査期間:2017年12月6日(水)〜12月18日(月)

調査のアウトプット

1.調査報告書(冊子、A4判・145ページ・2018年1月発行)
2.集計結果表(電子データ、性別・年齢別 / 家族別 / 住居形態・住居地域別 / 仕事・経済別 / 健康別、クロス集計表一式・2018年1月発行)

調査の価格

定価540,000円(税別)・MDBメンバー価格※520,000円(税別)
◆集計表にないクロス集計をご希望の際は、オーダーメイド集計にてお承りいたします。【都度お見積りさせていただきます】
◆ローデータ(Excelファイル)は別売りとなります。【一式15万円(税別)】

60歳から90歳までの高齢者のライフスタイルを調査 アクティブ・シニアを対象とした従来の調査ではわからなかった "高齢者の本当の姿"を浮き彫りに 「高齢者ライフスタイル構造基本調査2018」を発表

株式会社日本能率協会総合研究所(東京都港区・代表取締役社長:譲原正昭)は、高齢者60歳から90歳までのライフスタイルを明らかにすることを目的として、「高齢者ライフスタイル構造基本調査2018」を実施致しました。

近年、高齢者マーケティングの重要性が高まっており、その流れを受けて様々な調査会社・研究機関が高齢者に関する調査レポートを発表しています。しかし、その多くが、インターネット利用者のみを対象としたインターネット調査であり、回答データの偏りが懸念されてきました。また、調査対象として70代や80代が含まれないことが多く、高齢者の全体像や、高齢者全体における年代間の違いが見えにくいといった課題がありました。

弊社では、こうした課題意識を踏まえ、インターネットの非利用者も含めて60歳から90歳までを調査対象とした「高齢者ライフスタイル構造基本調査2018」を実施致しました。調査対象年齢については、”人生100年時代”と言われるようになった昨今、90歳までは現役消費者・現役生活者と捉えるべきであるという考えに基づいています(私たちは、60歳から90歳までの高齢者を「6090(ロクマルキューマル)世代」と呼称しています)。

レポートでは、6つの領域「家族・住まい」「仕事・お金」「健康・老い」「買い物」「生活・価値観」「情報」について、詳細な分析を行っています。今回のリリースでは、その結果の一部をご紹介いたします。
調査名:高齢者ライフスタイル構造基本調査
調査期間:2017年12月6日 ~ 12月18日
調査対象:日本能率協会総合研究所が保有する「高齢者6090リサーチモニター」(全国に居住する60歳から90歳までの男女)
調査方法:郵送調査
回答者数:2,500名(配布数4,000名、回収率62.5%)
性別・年齢・エリアに基づき母集団人口構成比に準拠して回収

調査結果のご紹介

・高齢者の健康意識は確かに高いが、年齢的なピークあり。男性は70代後半、女性は70代前半がピークで、その後は高齢になるほど消極的に。
・健康意識と連動して食意識も変化。高齢になるほど優先する要素が「健康」から「美味しさ」へ。
・女性のほうが男性より、外出頻度が低下するタイミングが早く、外出をサポートするアイテムの利用も女性のほうが早い。
・「買い物を楽しむ高齢者」のイメージにあてはまるのは少数派。多くの高齢者は加齢とともに買い物に対して消極的になり、楽に買い物を済ませたい志向が高まる。
・高齢者のインターネット利用はある程度広まっているものの、年齢層による違いが顕著。ネット通販の利用率はまだまだ低い。

調査結果詳細

高齢者の健康意識は確かに高いが年齢的なピークあり。男性は70代後半、女性は70代前半がピークで、その後は加齢とともに消極化。

健康に対する気づかいの程度は、男女ともに、60代から70代にかけて上昇するものの、男性は70代後半、女性は70代前半がピークで、その後は加齢とともに消極化それ以降低下する傾向。
特に85-90歳では「積極的に気づかっている」は大きく低下。






健康意識と連動して食意識も変化。高齢になるほど優先する要素が「健康」から「美味しさ」へ。

女性は60歳後半で健康を優先する割合が高くなったのち、次第においしさ優先の割合が高まる。80歳前半で美味しさ優先の割合が過半数を超え、85-90歳で67%に達する。






女性のほうが男性より、外出頻度が低下するタイミングが早く、外出をサポートするアイテムの利用も女性のほうが早い。

●外出頻度
男女ともに、高齢になるほど外出頻度は大きく低下。男女ともに、85-90歳の外出頻度は60-64歳の約半分となる。
総じて男性より女性のほうが外出頻度が低い。70代後半以降でその傾向が顕著。
●高齢者向けシューズ利用率
女性は、外出頻度が大きく低下する80代前半で、高齢者向けシューズの利用率が大きく増加。






「買い物を楽しむ高齢者」のイメージがあてはまるのは少数派。多くの高齢者は加齢とともに買い物に対して消極的になり、楽に買い物を済ませたい志向が高まる。

●新商品探索志向
「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値でみると、男性は70代前半で27.0%。高齢になるほどその割合は低下。女性は70代前半で29.8%。70代後半で30%を超えるが、80代になると大きく割合が低下。






●商品選び回避志向
「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値でみると、男性は80代で大きく割合が高まり、4割を超える。女性は高齢になるにつれ一貫して割合が高まり、80代で5割を超える。






高齢者のインターネット利用はある程度広まっているものの、年齢層による違いが顕著。ネット通販の利用率はまだまだ低い。

●インターネット利用率
男性60-64歳では、9割程度がインターネットを利用しているが、高齢になるほど利用率は低下。「自分ひとりで、ある程度利用」できる割合は、70代後半で6割程度、80代前半で3割程度。
女性の60代は男性と同程度にインターネットを利用しているが、70歳より高齢の層では利用率が大きく低下する。






●インターネット通信販売利用率
60代前半であっても、1ヵ月あたり1回未満の利用頻度。高齢になるほど利用頻度は低下。






本件についてのお問い合わせ先

株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部(担当:稲富、土井)
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
TEL:03-3578-7607 FAX:03-3578-7614 Email:info@jmar.biz
本レポートは、定価540,000円(税別)にて販売しております。詳しくは上記宛てにお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

本件引用の際は、お手数ですが、上記あて掲載紙をご送付ください。
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