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2021.06.30 UP

新型コロナウイルス感染経験者を対象とした意識調査

感染予防対策をしていても防ぎきれない新型コロナウイルス
マスクや消毒、手洗いなどの「からだの外側」の対策は充分だったものの、
「からだの内側」からの対策は不足している傾向に


 新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、一人ひとりの感染予防は今もなお重要となっています。今回は、2020年3月頃~2021年5月までに新型コロナウイルスに罹った全国の成人男女300人にアンケート調査を行い、感染したと思われる経路や感染当時に行っていた感染予防対策、今後実施したい感染予防対策を調査しました。

※当社に無断で、本リリースの転載・引用を固く禁じます。




調査概要

調査目的:新型コロナウイルスに感染した方が、どのような感染予防対策をしながら感染してしまったのかを把握し、今後の感染予防のための対策や考慮すべきポイントを探ることを目的とし調査を実施した。

調査対象者:全国の成人男女
調査目的:インターネット調査
調査実施時期:2021年5月29日(土)~6月4日(金)
回収サンプル数:300名




調査結果

◆まとめ


1. 発熱症状などから感染に気がつくケースが多く、職場や飲食店で感染したと認識されて
  いる。なお、女性50~60代は家庭内感染が多いことが特徴的。感染後に長く続いてい
  た症状がある方は6割強で、具体的な症状は「倦怠感・だるさ」が多い。


2. 感染予防対策については、充分対策できていたと思う方が4割、それなりに対策をして
  いたと思う方が5割で、9割の方は予防対策をしていた。そのため、「まさか自分が感染
  するとは思っていなかった」という気持ちの方が8割を占めている。感染時の感染症予
  防対策としては、マスクや消毒・手洗い等のウイルスを取り込まないなど「からだの外
  側」からの対策を中心になされていた。


3. 一方、免疫力維持などを意識した「からだの内側」からの対策に限ると、充分対策でき
  ていたと思う方は2割、やや対策できていたと思う方は4割となっており、感染症予防対
  策の中でも実施度が低いことが明らかとなった。内側からの対策ができていなかった理
  由としては、「からだの外側からの対策で大丈夫だと思っていた」が約半数であった。


4. また、「からだの内側」からの対策ができていなかったと思う方は、からだの外側・内
  側どちらの対策も今後の実施意向が高く、感染をきっかけに対策の重要性を認識したこ
  とがうかがえる結果となった。








◆【対象者属性】(n=3,000)

【性年代】


【居住地域】


【同居家族】




【仕事の有無】




◆調査結果1


● 感染に気がついたきっかけは、微熱や熱といった発熱症状を挙げる割合が高い。女性50~60代では「陽性者との接触」が約半数。


・感染に気がついたきっかけは「数日微熱が続いた」が33.7%と最も高く、次いで「一気に高熱が出た」が29.0%、「陽性者との接触があった」が23.7%、「息苦しさがあった」が23.0%、「なんとなく体のだるさが続いた」が22.7%と続いています。

・性年代別にみると、男性30~40代・男性50~60代・女性30~40代では、「数日微熱が続いた」が最も高い一方で、女性50~60代では、「陽性者との接触があった」が47.2%で最も高くなっています。


図表1:あなたが新型コロナウイルスの感染に気がついたのは、どのようなきっかけでしたか。
(いくつでも選択可)







◆調査結果2


● 感染したと思う場所は職場や飲食店が中心だが、女性50~60代では、「家庭内」が約4割と他の属性に比べて高い。


・感染したと思う場所は、「職場(建物内)」が最も高く26.7%、次いで「飲食店」が22.3%、「家庭内」が18.0%と続いています。

・性年代別にみると、男性30~40代・男性50~60代・女性30~40代では、「職場(建物内)」や「飲食店」を挙げる割合が高いが、女性50~60代では、「家庭内」が43.4%で最も高くなっています。


図表2:あなたは、どのような場所で感染したと思いますか。(いくつでも選択可)







◆調査結果3


● 長く続いた症状がある方は6割強、具体的な症状は、「倦怠感・だるさ」が最も多い。


・感染後長く続いた症状は、「倦怠感・だるさ」が最も高く24.0%、次いで「嗅覚障害」が13.0%、「咳」が13.0%、「発熱」11.3%、「味覚障害」11.0%と続いており、何らか長く続いた症状がある方は66.0%。

・性年代別にみると、男性50~60代・女性30~40代では、「倦怠感・だるさ」を感じる割合が、他の性年代に比べて高くなっています。


図表3:感染後に長く続いていた症状(または今も続いている症状)はありますか。(いくつでも選択可)







◆調査結果4


● 充分に対策していたと思う方は4割、それなりに対策していたと思う方は5割で、9割の方は感染予防対策を実施していた。


・陽性反応が出た当時の感染予防対策は、「充分に感染予防対策をしていたと思う」が39.3%、「それなりに感染予防対策をしていたと思う」が50.3%、「感染予防対策はあまりしていなかったと思う」が10.3%。

・性年代別にみると、男性30~40代では、「充分に感染予防対策をしていたと思う」が46.6%となっており、他の性年代に比べて高くなっています。


図表4:陽性反応が出た当時、あなたはどの程度感染予防対策をしていたと思いますか。(1つだけ選択)







◆調査結果5


● 陽性判定が出た時「まさか自分が感染するとは思っていなかった」が8割、「やはり感染したかと思った」が2割。


・陽性判定が出た時の気持ちは、「まさか自分が感染するとは思っていなかった」の計は80.3%、「やはり感染したかと思った」の計は19.7%。

・性年代別にみると、女性50~60代では、「やはり感染したかと思った」の計30.2%となっており、他の性年代に比べて高くなっています。


図表5:陽性判定が出た時のあなたの気持ちはどちらに近いですか。(1つだけ選択)
  A:まさか自分が感染するとは思っていなかった
  B:やはり感染したかと思った








◆調査結果6


● 感染時の感染症予防対策は、「からだの内側」からの対策よりも、マスクや消毒・外出を控えるといったウイルスを取り込まないなど「からだの外側」からの対策が中心。


・感染が判明したときに実施していた予防対策は、「外出時は必ずマスクをつける」が72.0%と最も高く、次いで「消毒が設置されている場所では、毎回消毒する」が57.0%、「外出を極力控える」が55.0%、「外出時に手洗いをする」が50.3%、「帰宅後は手洗いを徹底する」が49.3%と続きます。

・性年代別にみると、女性50~60代では他の性年代に比べて予防対策を実施していたことが分かります。


図表6:感染が判明した当時、あなたはどのような感染症予防対策を実施していましたか。
(いくつでも選択可)







◆調査結果7


● 免疫力維持などを意識した「からだの内側」からの対策ができていたのは約6割程度。


・感染が判明したときに免疫力を維持することを意識して「からだの内側」から感染予防対策をすることについて、「充分できていたと思う」が21.0%、「やや対策できていたと思う」が40.3%と計61.3%が対策できていたと回答しました。

・性年代別にみると、男性30~40代は他の性年代に比べて「対策できていた」と思っていることが分かります。


図表7:感染が判明した当時、食事や休養、運動などによって免疫力を維持(下がらないように)することを意識し、「からだの内側」から感染予防対策をすることについて、あなたはどの程度対策できていましたか。(1つだけ選択)







◆調査結果8


● 「からだの外側」からの対策をすれば大丈夫と思っていたのは約半数。


・からだの内側からの対策が充分ではなかったという方に、対策できていなかった理由を尋ねたところ、「からだの外側からの対策をしていたので大丈夫だと思った」が48.5%と最も高く、次いで「「からだの内側」からの対策があることは知っていたが徹底できなかった」が24.5%と続きます。

・性年代別にみると、女性50~60代は他の性年代に比べて「からだの外側からの対策をしていたので大丈夫だと思った」と割合は低く、「「からだの内側」からの対策があることは知っていたが徹底できなかった」の割合は高い傾向です。


図表8:「からだの内側」からの感染予防対策について、充分対策できていなかった方(「やや対策できていたと思う」~「対策できていなかったと思う」)にうかがいます。充分対策できていなかったと思うのはなぜですか。(いくつでも選択可)







◆調査結果9


● 今後実施したい感染症予防対策は、マスクや消毒手洗い・外出を控えるといったウイルスを取り込まない対策が中心。


・今後実施したい感染防止対策は、「外出時は必ずマスクをつける」が68.3%と最も高く、次いで「消毒が設置されている場所では、毎回消毒する」が59.7%、「外出を極力控える」が52.3%、「外出時に手洗いをする」が49.3%、「帰宅後は手洗いを徹底する」が47.0%と続きます。

・性年代別にみると、女性50~60代では他の性年代に比べて予防対策を挙げる割合が高いことが分かります。

・からだの内側からの対策実施度別にみると、実施できていない計では総じて今後実施したい対策が高く、「外出時は必ずマスクをつける」「不特定多数の人が触るものに触れないようにする」「免疫力が落ちないように、しっかり身体を休める」「食事の栄養バランスに気を配る」「歯磨きをする」「腸内環境・免疫を意識した食べ物、飲み物をとる」は全体より10ポイント以上高い数値となった。


図表9:今後、感染防止対策として実施したいと思う対策はありますか。(いくつでも選択可)




図表10:[からだの内側からの対策実施度別]今後、感染防止対策として実施したいと思う対策はありますか。(いくつでも選択可)







【本調査に関するお問い合わせ】

株式会社日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
担当:永田 池田 稲富
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル6階
TEL:03-3578-7607 
e-mail:info@jmar.biz

※弊社に無断で、本リリースの転載・引用を固く禁じます。

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