結果概要:生活習慣病治療に関する患者意識調査報告
はじめに
わが国の生活習慣病患者は増加の一途をたどっており、国民の死亡原因の6割1)および国民医療費の3割2)が生活習慣病で占められるという状況にある。このような現状を憂慮し、近年、政府は生活習慣病対策に積極的に取り組んでいる。例えば2008年4月からスタートする「特定健診・特定保健指導」制度では、生活習慣病に照準を当て、生活習慣病の予備軍の発見と早期段階からの進展阻止を目標に定めている。
生活習慣病とは、その名のとおり、生活習慣と深く関わっている上、治療も長期にわたるため、患者の治療意欲および服薬コンプライアンスが効果に結びつく可能性が高い。したがって、有効な生活習慣病診療を推進するためにも、患者の診療に対する満足度を知ることは大きな意義がある。
また、政府は医療費削減のための実施策として、ジェネリック医薬品の使用促進も進めている。2008年4月からは、処方せん様式が再変更されることが決まっており、先発医薬品からジェネリック医薬品への使用が「変更不可」である場合に医師が署名することとなる。ジェネリック医薬品メーカーによる積極的な宣伝活動により、認知度は高まっていると思われるが、患者が、ジェネリック医薬品をどの程度理解しているかについての検証は十分にはなされていない。
そこで今回、生活習慣病とジェネリック医薬品の関係性に着眼し、@生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病)患者の治療満足度とその理由を明らかにすること、A生活習慣病患者が先発医薬品とジェネリック医薬品をどの程度理解しているか、さらに、患者に先発医薬品とジェネリック医薬品の“客観的情報”を提示した場合の意識の変化を把握することを目的に、調査を実施した。
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