第1回アレルギー性疾患に関する構造基本調査


結果概要:第1回アレルギー性疾患に関する構造基本調査


調査目的

 株式会社日本能率協会総合研究所(代表取締役社長:榮 武男 本社:東京都港区)の運営する情 報提供サービス機関マーケティング・データ・バンクは、全国の1〜59歳の男女を対象に、「アレルギー 性疾患に関する構造基本調査」を実施いたしました。
 花粉症、通年性鼻炎、アトピー性皮膚炎、喘息などアレルギー性疾患は現代人の生活を脅かす最も 多くの人に影響をもたらす疾患になりつつあります。アレルギー性疾患の量的拡大に伴って、医療サー ビス市場は確実に拡大しています。そして処方薬・市販薬ばかりでなく、健康食品やサプリメントを巻き 込んだ市場開発競争が激化しています。
 しかしながら、アレルギー症状の出現率やそのための対処がどのようになされているのかがまったく解 明されていませんでした。そこで、本調査はアレルギー症状の出現率に着目しつつ、性・年代の特徴、 困っている点や改善欲求は何か、罹患者と非罹患者とのヘルスケア意識の差は何か、以上の点を明ら かにすることを目的に実施いたしました。その結果、下記のような実態が明らかになりましたので、ご報告いたします。

調査概要

調査手法 弊社一般生活モニター(J-FAXモニター)を対象とした郵送調査
調査対象者 全国の0〜59歳の男女
発送数 3,000人
回収数 2,501人(有効回収率83.4%)
調査期間 2003年4月23日〜5月7日実施

トピック

この1年間にアレルギー症状があった、または何らかのアレルギー症に対して対処をした人は、およそ7割。

この1年間に何らかのアレルギー症状があった、または対処をした人は7 割弱。アレルギー症状があった人では、「花粉症」が5 割強とトップ。以下「通年性鼻炎」4 割、「アトピー性皮膚炎」2 割と続く。


『気管支喘息』『アトピー性皮膚炎』は4歳までに発症した人が、5割。

各アレルギー症状別の発症年齢は、「気管支喘息」「アトピー性皮膚炎」が低く、反対に「ラテックスアレルギー」「接触性皮膚炎」は高くなっている。


アレルギーの対処方法は、『通院・受診』『市販薬』『食品(健康食品・サプリメントなど)』。未対処者は3割。

アレルギー症状の対処方法は、「通院・受診」4 割強、「市販薬」3 割、「食品(健康食品・サプリメントなど)」2 割の順。


現在「アレルギー症状がまったくない」人も、3割が『アレルギー症状が出るかも知れない』と回答。

アレルギー症状のない人の3 割は、「将来、自分にアレルギー症状が出るかもしれない」と回答。出るかもしれないアレルギーは、『花粉症』がトップ。

調査結果

この1年間にアレルギー症状があった、または何らかのアレルギー症状に対し て対処をした人は、およそ7割。

10の症状について、この1 年間にアレルギー症状があったか聞いてみました。この1年間にアレルギー症状があった、または何らかの対処をした人は67%に上りました。
 また、発症したアレルギー症状では、「花粉症」が55%と最も多く、以下「通年性鼻炎」41%、「アトピー性皮膚炎」20%の順に症状がでた人が多いことが分かりました。同時にアレルギー症状は、併発するケースが多く、全体の7割の人は、2種類以上のアレルギー症状を持つことが明らかになりました。

この一年間のアレルギー症状の発生状況、アレルギー症状の構成、アレルギーの併発状況

『気管支喘息』『アトピー性皮膚炎』は4歳までに発症した人が、5割。
 『ラテックスアレルギー』『接触性皮膚炎』は、成人になってからの発症者が多い。

 各アレルギー症状別の発症年齢は、「通年性の鼻炎」「通年性の結膜炎」「気管支喘息」「食物アレルギー」「アトピー性皮膚炎」「じん麻疹」では、低年齢層で高く、反対に「ラテックスアレルギー」「接触性皮膚炎」「薬物アレルギー」では、20歳以上が5割から8割を占めています。
また、「花粉症」では、10代から40代まで発症年齢が分散する傾向にあります。
このことから幼児期や成人するまでに発症しやすいアレルギー症状と、成人或いは高年齢になってから発症するアレルギー症状があることが分かります。

症状別発症年齢

アレルギーの対処方法は、『通院・受診』『市販薬』『食品(健康食品・サプリメントなど)』の順。未対処者は3割。

 アレルギー症状の対処方法は、「通院・受診」が45%、「市販薬」が30%、「食品(健康食品・サプリメントなど)」21%、「民間療法」8%の順に多く、ほぼ半数の人が病・医院での治療を受けています。また、まったく対処をしていない人も3割いました。
病・医院で治療を受けているのは、「気管支喘息」「通年性の結膜炎」「アトピー性皮膚炎」「薬物アレルギー」「通年の性鼻炎」「花粉症」の順に高くなっています。
 『市販薬』での対処率が高いアレルギー症状は、「通年性の結膜炎」「花粉症」「通年性の鼻炎」です。
 『食品(健康食品・サプリメントなど)』による対処は、「花粉症」で高くなっています。

アレルギー対処方法

現在「アレルギー症状がまったくない」人も、3割が『アレルギー症状が出るかも知れない』と回答。

この1年間にアレルギー症状がなっかた人と、今までにアレルギー症状がまったくなかった人に、将来、自分にアレルギー症状が出ると思うかどうかを聞きました。
 「自分はアレルギーにはならないと思う」人は、全体の14%、「どちらともいえない」が32%、「アレルギー症状がでるかもしれない」と思う人も29%いました。
 でるかもしれないアレルギー症状では、「花粉症」の67%が最も多く、次いで「通年性鼻炎」の2割強でした。「花粉症」へのリスク認識が高いようです。

将来自分にアレルギー症状がでると思うか、出るかもしれないと考えるアレルギー症状

各種資料

第1回アレルギー性疾患に関する構造基本調査



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JMA Reserch institute inc