結果概要:第1回生活習慣病構造基本調査(vol.8)


調査目的

 生活習慣病の市場を解明するためには、受療者以外の予備軍に着目する必要がありますが、 予備軍を含めた市場の構造を解明しているデータはありません。この市場を解くための軸は、 複数存在しています。それは、「症状の程度」、「悩みの程度」、「医療機関との関わり程度」、 そして「OTCや食品との関わり程度」などが考えられます。しかしながら、生活習慣病の カテゴリーやその人の意識などによって大きく変わることが弊社の調査でも分かってきてい ます。
  そこで、本調査は生活習慣病関連の製品開発者に寄与できるように、生活習慣病の市 場構造を把握する以下のような基本データを得ることを目的としています。

  • 各疾患・症状を心配している人、病・医院に行く人、行かない 人などの量的構造

  • 各疾患・症状における予防・改善のための「セルフメディケーション」ニーズの質・量

  • 各疾患・症状の対策として知られている商品・成分の使用状況 やその他の対処方法

  • 各疾患・症状の発症や、その後の対処行動に影響する身体・生 活・意識上の背景の把握

  • 特定保健用食品などの健康を改善するための食品・飲料の潜在 ニーズと現市場の実態

調査概要

調査手法 一般生活者(J-FAXモニター)への郵送調査
調査対象者 全国に居住する40〜69歳の男女
発送数 5,000人
回収数 3,571人(有効回収率71.4%)
調査期間 2001年 7月 2日(月)〜18日(水)実施

トピック

健康と感じる人は全体の約8割。

加齢とともに健康感は低下。
全体の半数近くが必要な栄養素がバランス良くとれるように心がけている。

全体の半数以上が1年に1度以上健康診断を受診。

女性は加齢とともに健康診断の受診頻度が高くなる。
50代以上の女性の4割以上が骨密度の測定経験がある。

全体の8割以上が健康診断の結果が気になる。

男女とも加齢とともに健康診断の結果が気にならなくなる。
健康診断で「要注意」といわれたことがある人は4分の3以上。そのうち7割近くが
医師に診てもらっている。

生活習慣であてはまるものとしては、運動不足、睡眠不足、アルコールを毎日摂取がトップ3。

全体の半数以上が自分の健康状態を健康診断で把握。

調査結果

健康と感じる人は全体の約8割。

加齢とともに健康感は低下。
全体の半数近くが必要な栄養素がバランス良くとれるように心がけている。

現在の健康感

全国の40〜69 歳の男女に対する調査で、現在健康だと思うかについてみると、全体の約4分の1が「健康である」と答えている。「どちらかといえば健康である」と合わせると全体の約8割が現在健康であると思っている。
年代別にみると、男女とも年代が高いほど健康と感じる割合が低くなる傾向がみられる。各年代とも女性と比較して男性のほうが健康と感じる割合が高くなっている。

現在の健康感

健康のための日常生活活動

健康のために普段から行っている生活行動をみると、「必要な栄養素がバランス良くとれるように心がけている」と答えた人が最も多く、次いで「睡眠を十分とるようにしている」、「健康によいものを摂取するようにしている」の順となっている。
このように4割以上の人が普段から健康のためにバランス良い栄養の摂取、十分な睡眠、健康に良いものの摂取を行っている。

健康のための日常生活活動

全体の半数以上が1年に1度以上健康診断を受診。

女性は加齢とともに健康診断の受診頻度が高くなる。
50代以上の女性の4割以上が骨密度の測定経験がある。

健康診断受診頻度

健康診断や人間ドックをどのくらいの頻度で受けているかについてみると、全体の
半数以上が「1年に1度」と答えている。「2〜3ヶ月に1度」、「半年に1度」と合わせると全体の7割以上が1年に1度以上健康診断を受診している。
年代別にみると、女性は年代が高いほど健康診断を受診する頻度が高くなっている。一方男性は「2〜3ヶ月に1度」健康診断を受ける人の割合は年代が高いほど高くなるが、「半年に1度」、「1年に1度」と合わせた数字では逆に年代が高いほど低下する傾向がみられる。

健康診断受診頻度

「骨密度」測定経験

健康診断や人間ドックで「骨密度」を測定したことがるかについてみると、40代女性の約3分の1、50代および60代の女性においては4割以上が健康診断や人間ドックで「骨密度」を「測定したことがある」と答えている。

骨密度測定経験

全体の8割以上が健康診断の結果が気になる。

男女とも加齢とともに健康診断の結果が気にならなくなる。
健康診断で「要注意」といわれたことがある人は4分の3以上。そのうち7割近くが
医師に診てもらっている。

健康診断等への関心度

健康診断や人間ドックの結果がどの程度気になるかについてみると、全体の3割以上が「非常に気になる」と答えている。「やや気になる」と合わせると全体の約8割が健康診断の結果が気になると答えている。
年代別にみると、男女とも年代が高いほど健康診断の結果が気にならなくなる傾向がみられる。各年代とも男性と比較して女性のほうが健康診断の結果が気になる割合が高くなっている。

健康診断への関心度

「要注意」といわれたことの有無

健康診断や人間ドックで「要注意」といわれたことがあるかについてみると、「要注意」といわれたことが「ある」人は全体の4分の3以上となっている。

健康診断で要注意と言われたことの有無

「要注意」症状への対応

健康診断や人間ドックで「要注意」といわれた症状についてどのような対応をとったかについてみると、「医師に診てもらった」が最も多く、次いで「食生活などの生活習慣を改善した」、「自分で健康食品・飲料等薬以外のものを買った」と続いている。このように「要注意」といわれた症状について、半数以上が医師に診てもらっている。

要注意症状対への対応

生活習慣であてはまるものとしては、運動不足、睡眠不足、アルコールを毎日摂取がトップ3。

全体の半数以上が自分の健康状態を健康診断で把握。

生活習慣

生活習慣であてはまるものについてみると、「運動量が不足している」が最も多く、次いで「睡眠時間が不足している」、「アルコールをほとんど毎日飲む」の順となっている。男女・年代別にみると、男性は「アルコールをほとんど毎日飲む」、「タバコを吸う」はともに50代の人が最も多いが、それ以外の項目はいずれも年代が高いほど、少なくなっている。
一方女性においては、「運動量が不足している」、「睡眠時間が不足している」、「アルコールをほとんど毎日飲む」人は年代が高いほど少なくなるが、「タバコを吸う」、「仕事が忙しい」、「食事時間が不規則である」、「外食が多い」は50代の人が最も多くなっている。

生活習慣であてはまること

検査結果の受診場所

現在持っている検査結果(診断書等)はどこで受診したものかについてみると、「健康診断」が全体の半数以上を占めている。
男女別にみると、女性と比較して男性のほうが「健康診断」と答える割合が高くなっている。

検査結果の受診場所

各種資料

第1回生活習慣病構造基本調査



JMAR
 
JMA Reserch institute inc